4月26日(金)のニュース

留置施設で食中毒 春日部の製造業者を行政処分

 警察の複数の留置施設で留置されていた男女36人が弁当を食べた後に体調を崩したとして春日部保健所は春日部市の製造業者を26日から3日間の営業停止処分としました。

 営業停止処分となったのは、春日部市増富のそうざい製造業、ekプランです。

 県食品安全課によりますと、4月17日午前11時ごろ、県警察本部から春日部保健所に「16日夜から県内の複数の留置施設で体調不良者が発生している」との通報がありました。

 春日部保健所によりますと、岩槻警察署などの留置施設5か所で、留置されていた10代から70代の男女36人が16日昼に弁当を食べた後、下痢や腹痛などの症状を訴えたということです。

 患者はいずれもekプランの弁当を食べていて患者4人の便から食中毒の原因となるウエルシュ菌が検出されたということです。

 全員、症状は軽く快方に向かっているということです。

 春日部保健所はekプランに対し、26日から3日間営業停止処分とするとともに施設の消毒の指導や調理者の衛生教育を行い、食中毒の再発防止を図るとしています。

「さいたまクリテリウム」ことしは11月2日開催


 ことしは11月2日に開催することが決まりました。大会が開かれるのはことしで10回目です。

 過去の大会では、さいたまスーパーアリーナのコミュニティアリーナがコースの一部となっていましたが、今回はより広いメインアリーナを通過する仕様に初めて変更されました。

 このため、これまで以上に多くの観客がレースの臨場感を味わえるようになりました。メインアリーナでは、本場の「ツール・ド・フランス」と同じく、レース直前のセレモニーや出場選手によるパレード走行を予定しています。

 このほか、大会の前や当日にクリテリウムの歴代の優勝選手を招き、盛り上げていくということです。

県と経済団体らが分科会を立ち上げ人手不足に対応

強い経済の構築に向けて検討を重ねている県の戦略会議は企業の人手不足について国や経済団体などと解決策を検討する分科会を立ち上げました。

 残業時間の上限規制による人手不足で、物流が滞るおそれがある「2024年問題」などを背景に企業の人材確保は厳しさが増しています。

 戦略会議はさまざまな課題を検討する「部会」で人手不足の問題を協議してきましたが今後はこの問題に特化した「分科会」を立ちあげ、労働関係の担当者や経済団体などのメンバーが重点的に議論します。

 分科会は企業に対し、現状やニーズなどの情報を聞き取ったり、人手不足を解消した優れた事例を紹介したりして、課題の解決を目指します。

宇都宮線の久喜~古河間 28日から翌朝運休

 JR東日本は、久喜市のJR宇都宮線「古利根川橋りょう」の架け替え工事に伴い、28日の夜から翌朝にかけて久喜駅と古河駅間の全ての列車を運休します。

 JR東日本大宮支社によりますと、久喜市などを流れる中川の改修工事に伴い、古利根川橋りょうの架け替え工事を行います。

 このため、JR宇都宮線は、28日午後9時ごろから翌29日の午前8時ごろまで、久喜駅と古河駅の間ですべての列車が運休となります。

 そのほかの区間でも通常より、運転本数を減らします。

 これに伴い、久喜駅と栗橋駅の間、栗橋駅と古河駅の間でバスによる代行輸送を行うほか、東武鉄道や東京メトロ、それに都営地下鉄で振り替え輸送が行われます。

 JR東日本大宮支社は「余裕を持って行動していただきホームページなどで運行状況を確認してほしい」と呼びかけています。

埼玉未来大学 入学式

 シニア世代に学びの場を提供する「埼玉未来大学」の入学式がさいたま市内で行われました。

 「埼玉未来大学」は生涯現役で活躍したい50歳以上を対象に「学び直し」の場を提供していて、今年度はライフデザイン科と地域創造科に50歳から90歳の460人が入学しました。

 学長を務める大野知事は「同じ志の仲間とつながり、それぞれの分野で力を発揮して、人生のセカンドステージを楽しんでほしい」と式辞を述べました。

 これを受け入学生代表の大木明美さんが「同じ目標を持つ仲間とネットワークを築き、地域の担い手としての自覚と見識を深めながらふるさと埼玉のため積極的に社会に参加していく」と誓いの言葉を述べました。

水と泡で爽快「ウォーターフェス」

 冬は屋内スキー場として人気の「狭山スキー場」で、夏のイベント「ウォーターフェス」が始まりました。

 オープン初日の26日は、市内のこども園の園児と保護者あわせて69人が招待され、全長140メートルのスライダーを親子で滑りました。

 一番の人気は、ゲレンデの傾斜を最大限に生かしたロングスライダーです。

 最大傾斜15度、全長220メートルのロングスライダーは、爽快感を味わえます。

 ほかにも泡がいっぱいのプールや、タコの口から水が噴き出すアトラクションがあり、子どもたちは一足早く夏のレジャーを楽しんでいました。

 狭山スキー場の「ウォーターフェス」は、9月29日まで開かれます。

青葉園のフジ見ごろ 夜は幻想的な雰囲気に

 さいたま市西区の青葉園で、樹齢700年を誇るフジの花が見ごろを迎えています。

 夜になるとライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気に包まれます。

 青葉園には、県の天然記念物に指定されている3本のフジが植えられています。

1965年に大宮郵便局が建設されたことに伴い、青葉園に移植されました。

 樹齢700年を誇るフジの幹まわりは2メートルを超える県内屈指の大木です。


3年前に試験的に行われたライトアップがとても美しかったため、ことし初めて一般公開しました。

 1メートルを超える花房がライトに照らされると、園内は幻想的な雰囲気に包まれます。

 ことしは2月末から先月中旬にかけて、気温の低い日が続いた影響で去年より1週間ほど遅く咲き始め、今が見ごろとなっています。

 青葉園のフジのライトアップは、27日までで午後7時から9時まで行われます。