6月30日(火)のニュース

県教委 来年の高校入試の出題範囲縮小へ

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校で授業の遅れが懸念されることから県教育委員会は30日、来年の県公立高校の入学試験について5教科で出題範囲を縮小することを発表しました。

県内の中学校は、今月から通常登校が始まりましたが、およそ3か月、臨時休校となり授業に遅れが生じています。このため県教育委員会では、学習状況を踏まえ国語、数学、英語、社会、理科の5教科とも出題範囲を縮小することを決めました。具体的な出題範囲については、来月10日ごろを目処に明らかにするとしています。

また、部活動の大会が中止になり出場できなかった生徒が不利益にならないよう調査票で部活の記録を記入する際に例年より具体的に学年などを書くよう中学校に通知するということです。なお試験の日程については例年通りに来年の2月から3月にかけて実施の予定です。

所沢市の幼稚園 オオムラサキの放蝶

所沢市の幼稚園では国蝶・オオムラサキの「放蝶会」が開かれ、園児らが羽化した45匹を大空に放ちました。所沢第六文化幼稚園では環境保護の一環として毎年、園で育てたオオムラサキを園児らが自然に放つ放蝶会をおこなっています。

国蝶であるオオムラサキは近年減少傾向にあり、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されていて、特にオスは鮮やかな青紫色の羽が特徴です。

きょうは園児74人が45匹の羽化したオオムラサキを大空に放ちました。今年は先月初旬から羽化がはじまり7月上旬までには200匹ほどが成虫となるとみられます。

30日から あおり運転「妨害運転罪」へ

あおり運転の厳罰化を盛り込んだ改正道路交通法が30日から施行されるのを受け、県内でもドライバーに安全運転を呼びかける啓発活動が行われました。越谷警察署前では、警察官や交通安全ボランティアなどおよそ20人が、走行するドライバーたちにチラシやステッカーを配り、道路交通法の改正を周知するとともに、安全運転を呼びかけました。

今回の法改正では、これまで法的に定義されていなかったあおり運転に該当する行為を幅寄せや急ブレーキなど10種類と定め、「妨害運転罪」を創設しました。通行を妨害する目的でのあおり運転を行った際には3年以下の懲役か50万円以下の罰金、高速道路上などの場合は5年以下の懲役か100万円以下の罰金が科せられ、免許取り消しとなります。警察では、安全運転をはじめ、証拠映像が摘発につながるケースが多いことから、ドライブレコーダーの設置を推奨しています。

さいたま市 国際芸術祭は中止する方針

さいたま市は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期していた「さいたま国際芸術祭2020」の開催について中止する方針をかためました。

「さいたま国際芸術祭」は市民参加型のアートイベントで当初、3月14日に開幕し65日間の日程で開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月28日に、開幕の2週間延期を決定、その後、再延期を発表し、年内の開催を目指していました。しかし、市民参加型のイベントとして3密を避けることが困難なことなどから中止する方針を固めたということです。市によりますと、「さいたま国際芸術祭」には、およそ5億8千万円の予算を計上していて現状、ほとんどの準備が終わり、すでに9割以上を支出しています。また、延期して開催する場合は広報費や人件費などさらにおよそ5000万円の予算を計上する必要もあり市議会で理解を得られないとみられていました。

市の担当者は取材に対し、「すでに支出した金額の返金は難しい」としたうえで完成している作品を活かす新しい企画を検討するなど残りの予算で「市民に還元する方策を考える必要がある」と話しました。

県戦略会議 ワーキングチームが5つのテーマで提言

「強い経済の構築に向けた埼玉県戦略会議」は、30日、新型コロナウイルスの感染拡大の新たな波に備え、5つのテーマで提言をまとめ大野知事に報告しました。30日の会議には、大野知事をはじめ、関東経済産業局の角野然生局長、県商工会議所連合会の池田一義会長などが出席しました。会議では、角野局長が「労働力の流動性」や「デジタル化推進」などワーキングチームによる5つのテーマにまとめた提言を報告しました。

提言のうち「労働力の流動性」では企業人材の状況を把握するためにアンケートを実施し人材余剰企業と不足企業の情報交換の場を作るなど人材マッチングをすべきとしています。このほか、毎年恒例の「彩の国ビジネスアリーナ」をオンラインで開催するなど新しい生活様式に合わせて変化させることなどが挙げられました。また、会議では、災害など危機的状況下でも業務を継続するための事業継続計画=BCPを活用した訓練を、すぐにも着手すべきといった意見があがりました。

八潮市の児童生徒が体調不良 今週は給食を停止

八潮市は、市内の小中学校に通う児童・生徒が腹痛や下痢の症状を訴え、学校を欠席していると発表しました。草加保健所が食中毒などの可能性も含め調査を進めています。

八潮市教育委員会によりますと、今月27日から市内の小中学校に通う複数の児童・生徒が腹痛や下痢の症状を訴え、医療機関を受診していました。さらに、29日は市内すべての小中学校15校の児童・生徒のおよそ5.8パーセントにあたる377人が学校を欠席し、30日も281人の欠席が確認されています。このうち、1人は腹痛や下痢の症状で現在も入院しているということです。八潮市の小中学校の給食は、市内にある東部給食センターが一括で調理・提供しており、市教育委員会は食中毒の原因が給食の可能性もあるとして30日から今週いっぱい市内のすべての小中学校を午前中の授業とし、給食も停止しました。

草加保健所は他の感染症の可能性も含め東部給食センターを調査し、児童・生徒の体調不良の原因を調べています。

鳩山町長選挙 現職小峰氏が無投票で4選

任期満了に伴う鳩山町長選挙は、30日、告示され、現職の小峰孝雄氏が、無投票で4回目の当選を果たしました。鳩山町長選挙に立候補したのは、無所属の現職小峰孝雄氏ただ一人で、無投票で、4回目の当選が決まりました。小峰氏は62歳、鳩山町議会議員を経て、2008年の町長選で初当選し、以降連続3期務めています。

解体中の高校で大規模災害想定の消防訓練

川口市消防局は、統合によって2018年に閉校し現在、解体中の旧川口市立川口高校で、大規模災害を想定した消防訓練を行いました。この訓練は、大規模な地震が発生して建物が倒壊・封鎖し、建物内に取り残された人が複数いる想定で進められ、29日から4日間に渡り行われています。

解体中の建物で、隊員たちが実践的に訓練を行うのは初の試みとなります。30日は、倒壊した建物に取り残された人を救助するために壁や床に開口部を作成する「ブリーチング訓練」が行われました。作業スペースを確保した救助隊員は、鉄筋センサーを使って開口部の位置を決めると、救助者の状況確認のため、「サーチングホール」と呼ばれる小さい穴を空け、床下の状態を確認しました。その後、救助者の安全を確保した上で、エンジンカッターなどでコンクリートの床を切り取りました。倒壊の恐れがある災害現場では、その場に合った救助方法を選び実行する判断能力とスピード感が求められます。

訓練に臨んだ救助隊員たちは、隊長の指示を受けながら素早く動き、一人ひとりの技術の向上と隊員同士の連携を強化していました。

渋沢栄一アンドロイド 完成除幕式

新しい一万円札の肖像となる深谷市出身の偉人が現代によみがえりました。「日本近代経済の父」といわれる深谷市出身の実業家渋沢栄一の考えや精神を多くの人に知ってもらおうと、深谷市などが制作していた人間そっくりのロボット=「アンドロイド」がこのたび完成し、30日、除幕式が行われました。

式には、深谷市の小島進市長やロボット研究の第一人者で、今回のアンドロイド制作にあたり、技術指導を行った大阪大学大学院基礎工学研究科の石黒浩教授などが出席し完成を祝いました。

アンドロイドは、渋沢の身長や表情のほか生前の音声データをもとに、声なども忠実に再現して製作されました。渋沢が生涯重んじた道徳と経済活動の調和=「論語と算盤」をわかりやすく説いた講義などがプログラミングされていて、来場者に語りかけます。当初は、5月にお披露目される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が遅れていました。小島市長は「観光の目玉として、経済活性化の拠点になり、多くの人に渋沢の考えや思いが伝わっていけば」と期待を寄せました。アンドロイドは7月3日から深谷市の渋沢栄一記念館で一般公開されます。

また、もう一体のアンドロイドも製作中で、さ来年春に渋沢生誕の地に建てられた「中ん家」に設置される予定です。

県議会議員 2019年分所得公開

県議会議員の2019年分の所得が、きょう、条例に基づいて公開されました。

県議会議員69人の内、去年1年間の所得が最も多かったのは、西7区川越市選出の自民党・中野英幸議員で議員報酬と会社役員報酬をあわせた給与所得がおよそ3989万円でした。次いで南3区さいたま市西区選出の自民党・日下部伸三議員でおよそ3740万円、南20区戸田市選出の自民党・細田善則議員のおよそ2604万円と続いています。

なお、大野知事は、去年8月に知事に就任し、1年間、知事職を務めておらず、条例により今回の公開には含まれていません。