1月15日(水)のニュース

県と県警 児童虐待に関する情報をリアルタイムで共有

大野知事は、児童相談所と警察との間で児童虐待が疑われるすべての事案の情報をリアルタイムで共有できる全国初のシステムを1月下旬から本格的に稼働すると発表しました。

県内の昨年度=2018年度の児童虐待の通告件数は1万5534件と過去最多で、このうち、全体の6割以上を占めるのが警察からの通告です。県と県警はおととし8月から児童虐待が疑われるすべての事案について、名前や虐待の種別などの情報共有を始め、月に1回、内容を更新していました。しかし、情報がリアルタイムで取得できないほか、それぞれの警察署からは警察本部に電話で問い合わせなければ内容が確認できないといった課題がありました。

今回、運用するシステムでは過去にあった通告状況や一時保護の記録など詳細な内容を毎日1時間ごとに更新し、各警察署からも専用の端末を使って情報が直接閲覧できます。

大野知事は「新しい情報がすぐに警察署で共有できるようになるため現場の通告や保護の判断をする際により的確な対応ができる」と期待を寄せました。

システムは、1月8日から試験運用が始まっていて、1月下旬から本格稼働する予定です。

交通事故防止に向けて反射材をプレゼント

去年、交通死亡事故の件数が県内ワースト1位だった草加市。市内の保育園では交通事故にあいやすい高齢者と子どもを対象にした「交通安全教室」が開かれました。

草加市のさかえ保育園で行われた交通安全教室には、園児55人と近くに住む高齢者17人が参加しました。草加警察署によりますと、去年1年間に管内で発生した交通事故で死亡した人は10人、このうち、65歳以上の高齢者は7人でした。人身事故の件数は減少傾向にありますが自転車に乗った人や高齢者が死亡する事故は後を絶ちません。

安全教室で、警察官は、横断歩道の正しい渡り方や、標識の意味などを○×クイズで出題していました。このあと、園児と高齢者にプレゼントされたのは早朝や夜間の事故防止につながる「反射材」。代表の園児たちは高齢者のバッグやベルトに反射材を付けていました。この反射材は県警サイバー犯罪対策課の女性警察官長島正恵さんがデザインしたものです。

去年秋まで草加警察署で勤務していた長島さん、交通事故を1件でも減らすため、子どもや高齢者が自ら身に付けたくなるようなデザインにしたと話します。

長島さんの思いが込められた反射材は子どもたちや高齢者に人気のようです。

防災意識の向上へ「県警防災展」開催

去年10月の台風19号で県内は大きな被害を受けました。県警は、15日「防災とボランティア週間」のスタートに合わせ、JR大宮駅で「防災展」を開きました。

会場には、台風19号の被災地での県警機動隊などの救出活動の様子を収めた写真や活動にあたった警察官の体験手記が展示されています。

また、災害時に、負傷者の発見や救出に使用されるファイバースコープやチェーンソーなどの機材も見ることができます。訪れた人たちは、防災に関するクイズラリーに参加したり、被災地での写真を見たりして、防災への意識を高めていました。

小学生が伝統工芸“手染め友禅”に挑戦

日本の伝統文化への理解を深めました。和光市の小学校で、児童たちが、国の伝統工芸「手染め友禅」を体験しました。

「実際の着物の生地に絵付けをしていきます」

和光市立広沢小学校の4年生の児童が体験したのは、東京都の伝統工芸品「東京手描友禅」。和光市内に、職人が住んでいることがきっかけで、今回、初めて実現しました。15日は、完成までの工程や筆の使い方を学んだあと、絹の生地に水彩染料で「絵付け」をする作業に挑戦しました。

伝統工芸士からアドバイスを受け、児童たちは悩みながら使う色を決めて真剣な表情で慎重に筆を走らせ、実際の体験を通して伝統工芸への理解を深めていました。今回、絵付けしたものは水洗いなどを行ったあと、およそ2週間後に完成した手染め友禅が児童たちに手渡される予定です。

座禅と“フレンチ精進料理”新たな仏教の挑戦

新しい時代の仏教の挑戦です。若い2人の僧侶がタッグを組み埼玉の野菜を使ったフレンチ精進料理で地域の活性化を目指します。

川越市の最明寺普段からお寺に親しんでもらおうと副住職が中心となり様々なイベントや体験会を開いています。なかでも、去年春から開催している「座禅と精進料理の会」は募集を開始してすぐに定員に達するほどの人気です。まずは本堂で仏教の基本となる坐禅です。

近年、世界的にも注目度が高まっている坐禅。瞑想を通して自分自身を見つめ直します。

その間、精進料理を作るのは、箱根のレストランでフレンチシェフも務める曹洞宗・常泉寺の折橋大貴副住職30歳です。食材の制約はあっても、調理法の規定はない精進料理。今回は、県内産の冬野菜をたっぷりと使ったフレンチ精進料理です。

今回のメニューはフレンチの手法を使ったさいたま市産のクワイの漬け揚げや、三芳町のサツマイモを使った炊き込みご飯。仏教では、自然界から得た食べ物に「いただきます」と感謝の気持ちを述べ、食事をすることで安心感につながるという教えがあり、食事も大切な修行の一つです。

見た目も鮮やかなフレンチ精進料理の会。リピーターも多いということです。

最明寺の千田明寛副住職は、催しを通して、仏教や精進料理へ対するイメージが変わってきていると話します。

入間市中学生ひき逃げ事故 逮捕の男 飲酒後に運転か

入間市の歩道で、自転車の男子中学生を乗用車ではね、そのまま逃げたとして、14日夜、逮捕された自称会社員の男が、飲酒後に乗用車を運転していたことが分かりました。

この事故は、13日午後9時すぎ、入間市下藤沢の市道で、自転車で歩道を走っていた13歳の男子中学生が歩道を後ろから走ってきた乗用車にはねられ、大けがをしたものです。乗用車は逃走し、その後、現場からおよそ600メートル離れた路上に放置されているのが見つかったため、警察は、ひき逃げ事件として捜査していましたが14日夜、乗用車の持ち主で入間市の自称会社員吉川健二容疑者(62)を過失運転致傷とひき逃げの疑いで逮捕しました。

警察の調べに対し、吉川容疑者は、「何かにぶつかって事故を起こした。人にけがをさせたのは気づかなかった」と容疑を一部否認していて、酒を飲んだ後、車を運転したという趣旨の供述をしているということです。警察は、事故当時の状況や詳しい経緯を調べています。

にんしんSOS鶴ヶ島 スタート

鶴ヶ島市は、妊娠や出産の悩みについて助産師らが相談に応じる専門の電話相談窓口を15日から開設します。

「にんしんSOS鶴ヶ島」は、思いがけない妊娠への戸惑いや、出産に関する悩みを抱えている市民の相談に対応するもので、専用ダイヤルおよび専用の電子メールアドレスを開設します。電話・メールの相談専用窓口を設置することにより、より相談しやすい環境を整えることが狙いです。相談には、保健センターの保健師や助産師合わせて5人が対応にあたり、相談者の妊娠に対する不安の軽減や安心できる出産につなげたいとしています。

「にんしんSOS鶴ヶ島」の受付時間は、毎週月曜日から金曜日の午前8時半から午後4時半まで、メールは常時受け付けていて、夜間・休日の場合は翌日の平日に返信します。