5月16日(木)のニュース

通学路で全国一斉交通指導取締り

幼い命が犠牲になる交通事故が後を絶たない中、「春の全国交通安全運動」の重点目標の1つに「子どもと高齢者の安全な通行の確保」が掲げられています。県警は、児童たちの通学時間に合わせて、県内の通学路47か所で交通指導の取締りを実施しました。

県警交通指導課によりますと、今年に入ってから4月末までに、中学生以下の交通事故の負傷者は522人で、このうち67人が、学校の登下校時に事故に巻き込まれているということです。

このため、さいたま市緑区にある美園小学校周辺では、浦和東警察署の警察官が、登下校の時間帯に車両の通行が禁止されるなどの「スクールゾーン」に進入したドライバーに指導したり、交通量の多い交差点で児童たちの横断を補助したりして、子どもたちの安全を確保していました。県警交通指導課によりますと、16日の取締りによる県内の検挙件数は596件で、このうち、スクールゾーンに進入するなどの通行禁止は458件と8割近くを占めました。

熊谷男児ひき逃げ事件 民間調査会社が証拠品鑑定

2009年9月、熊谷市の市道で、当時小学4年生の男の子が死亡した未解決のひき逃げ事件で、ことし2月から、事故現場を検証してきた宮城県仙台市の民間の調査会社が、16日、事件の証拠品を鑑定しました。

2009年9月30日午後6時50分ごろ、熊谷市本石の市道で、熊谷市立石原小学校4年の小関孝徳くん当時10歳が、書道教室から自転車で帰宅途中に車にひき逃げされ、死亡しました。事件発生からことしで10年となり、自動車運転過失致死罪の時効は、ことし9月に迫っています。

16日は、母親の代里子さんが、証拠品の鑑定を依頼していた日本交通事故調査機構の佐々木尋貴さんが熊谷市を訪れ、4月25日に県警から返却された、孝徳くんの自転車や衣類などの証拠品を鑑定しました。佐々木さんは、自転車のフレームに残された傷を写真に収めたり、ハンドルやサドルのゆがみを計測したりしました。佐々木さんは今後、証拠品を撮影した写真を詳しく分析し、あらゆる可能性を考えた事故当時のシミュレーション動画を、作成することにしています。

代里子さんは「一つ一つを丁寧に見てもらうことで、疑問に思う部分がより詳しく分かる。犯人逮捕に向け真実につながっていくものになれば」と話しています。

4月 県内企業倒産2か月ぶりに20件台

4月の県内企業の倒産件数は28件で、2カ月ぶりに20件台になったことが、民間の信用調査会社、帝国データバンク大宮支店のまとめでわかりました。

それによりますと、4月負債額1千万円以上を抱えて倒産した県内企業は28件と、前の月にくらべ12件増え、2ヶ月ぶりに20件台となりました。負債総額は、10億円以上の大型倒産が2件発生した影響で、前の月より40億円以上増額し、46億9000万円となりました。

業種別では、製造業と小売業がそれぞれ7件で最も多く、次いで卸売業とサービス業がそれぞれ5件と続いています。製造業は6か月ぶり、小売業は2カ月連続で最多となっています。

帝国データバンク大宮支店は「10月に予定されている消費増税や、中国経済の減速などマイナス材料が多く、景気の先行きは不透明な見通しが続いている。県内の企業倒産は、ある程度、幅を持って推移するかもしれないが、中長期的に大きな増減につながる可能性は少ない」と指摘しています。

埼玉弁護士会 所属弁護士を業務停止2か月

埼玉弁護士会は養育費の請求など、4つの案件を放置したなどとして、所属弁護士を業務停止2カ月の懲戒処分にしました。

懲戒処分になったのは、埼玉弁護士会所属の加藤善大弁護士(44)です。

埼玉弁護士会によりますと、加藤弁護士は、2015年12月に、依頼者から元夫に対する子どもの養育費請求を日本司法支援センターの代理援助制度を利用することを前提に引き受けました。しかし、センターに手続きしなかったうえ、依頼者からの電話にも対応せず、依頼者の養育費請求の権利行使をおよそ1年間阻害するなど、あわせて4件を放置していました。

加藤弁護士は、「心身ともに疲れていた」などと話しているということです。

中学校で薬物乱用防止の講演会

子どもたちに薬物などの危険性を教え、薬物乱用のない社会を作るための講演会が、新座市内の中学校で開かれました。

16日は新座市立第六中学校、全校生徒613人を前に、自身も覚せい剤をおよそ20年間使用し、薬物依存に悩み、現在は、薬物依存の人たちの社会復帰を支援するNPO法人、埼玉ダルクの、施設長辻本俊之さんが自身の経験に基づき、薬物乱用の恐ろしさについて講演しました。

辻本さんは「違法薬物だけでなく、市販の痛み止めや風邪薬なども、用法用量を守らないと薬物乱用です」と子どもたちに話しました。また、幻聴や幻覚など、自身の薬物乱用の経験や精神病院に入るも、手に泥が付いていると錯覚し、ずっと手を洗うことや、舌が伸びて、よだれが垂れ続けるなどの後遺症についても、経験談を基に話し、子どもたちに改めて薬物乱用の恐ろしさを伝えました。

そして「僕らみたいな人生を送ってほしくない。薬物に手を出さず、自分たちの自由、生き生きとした人生を歩んでください」とメッセージを送りました。

保育園児にカブトムシの幼虫プレゼント

狭山市の高齢者施設で育てられたカブトムシの幼虫が、市内の保育所の子ども達に贈られました。

老人福祉センター「宝荘」の職員が狭山市柏原の柏原保育所を訪れ、「まんじゅう虫」と呼ばれるカブトムシの幼虫40匹を、子ども達にプレゼントしました。「宝荘」は、子どもたちに自然を体感してもらうと共に、生きものへの関心を高めてもらおうと、10年ほど前から、職員や施設の利用者が、近くにある雑木林を清掃して集めたコナラやクヌギの落ち葉を使ってカブトムシを飼育し、幼虫を市内の保育所に贈っています。

初めて見るカブトムシの幼虫に興奮した様子の子どもたちは、土にもぐっていく様子を観察したり、持ち上げたりして楽しんでいました。保育所では、今後、観察しやすいように、幼虫をペットボトルに入れて飼育することにしていて、子どもたちは土が乾かないように、霧吹きをするなど毎日のお世話をします。