5月15日(水)のニュース

クラウドファンディングで子ども食堂を支援

 クラウドファンディングの資金を元に、さいたま市の食品メーカーが地元の子ども食堂に自社製品のシュウマイ2400個を贈りました。

 シュウマイを贈ったのは、さいたま市西区にある創業64年の冷凍餃子と焼売の製造メーカー「ヨコミゾ」です。

 ヨコミゾは、武蔵野銀行の子会社であるむさしの未来パートナーズのプロジェクトに賛同し、支援者が購入するとその対価として自社製品のシュウマイを子ども食堂に贈るクラウドファンディングを去年12月から始めました。

 ことし2月の締め切りまでに目標の30万円を上回る37万2840円の支援金が集まったことから、シュウマイ160パック2400個をさいたま市子ども食堂ネットワークに贈りました。

 さいたま市子ども食堂ネットワークの本間香代表は「本当にうれしい支援です。関わって下さる方の思いを家庭に届ける役目が私たちにはあるので、全力で取り組んでいきます」と感謝の言葉を述べました。

 シュウマイは、西区と大宮区のあわせて10か所の子ども食堂で提供されます。

旧銀行を改修 「りそなコエドテラス」開業

 国の有形文化財に登録されている、埼玉りそな銀行の旧・川越支店がレストランやシェアオフィスなどが入る施設「りそなコエドテラス」として生まれ変わり、15日、開業日を迎えました。

 埼玉りそな銀行旧・川越支店は、銀行の前身の一つ「第八十五銀行」の本店の社屋として、1918年に建築されました。

 施設の中には、県産の食材を使った料理を提供するカフェやレストランがあります。

 スペースの一部には、金庫室だった場所や第八十五銀行の旧・頭取室が使われています。

 また、月単位で利用可能なシェアオフィスも設けられました。

 オフィスにはりそなグループの社員が常駐し、起業を目指す人などをサポートします。

 午後2時の開店前にはおよそ100人が行列を作り、旧・頭取室の椅子に座ったりテラス席で食事を取ったりして楽しんでいました。

子どもたちが田植えに挑戦

 米作りが盛んな幸手市の吉田地区で、子どもたちが田植えに挑戦しました。

 幸手市立吉田小学校は子どもたちに米作りの大切さを伝えていきたいと、小谷孝司さんの田んぼでおよそ25年前から毎年、田植えの授業を行っています。

 小谷さんが苗の持ち方や植え方を説明したあと児童たちは田植えに挑戦し、初めて田植えの授業を受けた1年生たちは6年生の助けを受けながら苗を植えていきました。

 稲刈りはことし9月から10月にかけて行われ、子どもたちは収穫した米を給食で食べるということです。

春のバラ見ごろ 智光山公園

 狭山市にある智光山公園では、花が大きく鮮やかな色が特徴の「春のバラ」が見ごろを迎えています。

 智光山公園には1250平方メートルのバラ園があり、赤や白、黄色などおよそ700株のバラが咲き誇ります。

 ことしは、気温の高い日が多かったことから、例年よりも一週間ほど早く花が咲き始めました。

 今は直径8センチから16センチの大きな花を咲かせる「ハイブリッドティーローズ」が見ごろとなり、訪れた人たちを華やかな雰囲気で出迎えます。

 また園内の花壇では、狭山市制70周年を記念し数字の70を花で表現していて、バラとともに楽しむことができます。

 青空が広がった15日は多くの人が訪れ、バラの甘い香りに包まれた園内を散策したり、花の姿を写真に撮ったりしていました。

 智光山公園のバラは、6月中旬まで楽しめるということです。