5月6日(火)のニュース

さいたま市中央区 男女2人の遺体見つかる 元夫婦か

 5日夜、さいたま市内のアパートの一室で男女2人の遺体が見つかりました。

 遺体の状況などから警察は事件の可能性もあるとして調べています。

 2人の遺体が見つかったのはさいたま市中央区下落合のアパートの一室です。

 5日、午後7時ごろ亡くなった女性の40代の知人男性から「元夫の家に行った女性と連絡がつかない」と通報がありました。

 警察官が現場に駆けつけると部屋の鍵は施錠されており、窓ガラスを割って中に入ったところ39歳の男性と29歳の女性の遺体が見つかりました。

 警察によりますと、発見した際、女性には刃物で傷つけられたような痕が複数見つかりましたが、男性に目立った外傷は無かったということです。

 警察は、遺体が、この部屋の住人の男性と、その元妻とみて身元の確認を急ぐとともに事件の可能性も視野に2人の死因などを調べています。

GW最終日 Uターンラッシュで混雑続く

 ゴールデンウイーク最終日の6日、行楽地やふるさとで過ごした人たちのUターンラッシュはピークを迎え、新幹線や高速道路は混雑が続いています。

 JR東日本によりますと、東北新幹線盛岡発東京行き「やまびこ60号」で自由席の乗車率が170パーセントになるなど、新幹線は午後に入ってから上りで100パーセントを超える列車が出ています。

 JR大宮駅の新幹線ホームでは、大きな荷物やおみやげを抱えて家路を急ぐ家族連れなど多くの人が行き交いました。

 一方、NEXCO東日本によりますと、高速道路は、午後に入って上り線で渋滞が始まり、午後5時現在、関越自動車道上り線では高坂サービスエリア付近を先頭におよそ20キロ、東北自動車道では加須インターチェンジ付近を先頭におよそ15キロの渋滞となっています。

県の推計人口 5か月ぶりに増加

 4月1日現在の県の推計人口はおよそ732万人で、5か月ぶりに増加したことが県のまとめで分かりました。

 県の統計課によりますと、4月1日現在の県の推計人口は732万1033人で、前の月にくらべ3117人、率にして0.04パーセント増加しました。

 これは、出生が死亡を下回る「自然減」が4378人だったのに対し、県への転入が転出を上回る「社会増」が7495人となり5か月ぶりに人口が増加しました。

 市町村別で人口が最も増えたのは、さいたま市で2126人で、川口市の1103人、草加市の429人と続いています。

 一方、最も減少したのは和光市の225人で、以下、入間市の214人、熊谷市の209人となっています。

狭山市産の新茶 初取引

 ことし、狭山市で取れた狭山茶の新茶の値段を決める初取引が市内で開かれました。

 この取引は、毎年取れる新茶の出来を市内の茶業者が確認して値段をつけるというもので、今回の取引でつけられた値段がその年の狭山市産の狭山茶の目安になります。

 6日は、市内で茶業を営む6人が育てた「やぶきた」と「ふくみどり」の2品種あわせて15点が出品されました。

 会場では、市内の茶業者10人が、茶葉の形や光沢、茶葉に湯をさしたときの香りや味を確かめた後、入札金額を紙に書いて入札箱に投じました。

 ことしの初取引の平均価格は1キログラムあたり1万5328円で平年並みだということです。

 また、最高値が付けられたのは久保田園の「やぶきた」で、1キログラムあたり3万1888円でした。

 6日取引された新茶は、早ければあすにも茶屋の店頭に並ぶということです。

しらこばと水上公園 肉まつり

 ゴールデンウイーク最終日の6日、越谷市の県営しらこばと水上公園では肉料理のキッチンカーが集うイベントが開催されました。

 「公園まつり~しらこばとキッチンカー肉まつり」はゴールデンウイークを家族で過ごす人々に楽しんでもらおうと今年初めて企画されたものです。

 並んでいるのはすべて肉料理のキッチンカー。

 カップに入った手のひらサイズのハンバーガーや黒毛和牛の串焼きなど、屋外で食べやすいよう工夫されたものばかりです。

 6日は雨のため規模を縮小して開催されましたが、訪れた人は目当ての料理を求めて列を作っていました。

 この他、会場では、ステージイベントも行われ、B1リーグ越谷アルファーズの専属チアリーダー・アルファヴィーナスがパフォーマンスを披露すると大きな歓声が上がりました。

 訪れた人は、美味しい肉料理を食べたりステージを鑑賞したりしてゴールデンウイーク最終日を満喫していました。

遠山記念館 近代の「日本画」展

 狩野派の技法を学び、西洋的な画法を取り入れ「日本画」の世界を切り開いた橋本雅邦などの作品を楽しむことができる展示会が、川島町の遠山記念館で、開かれています。

 この企画展では、橋本雅邦のほかに、雅邦に学んだ横山大観や菱田春草らの作品26点が展示されています。

 橋本雅邦の「雪中金閣寺図」は、濃淡の異なる墨と胡粉の白を最大限に活かし、美しい線描で、雪景色の金閣寺を写実的に表しています。

 手前に高く細長い樹木、奥に金閣寺を描き、奥行きを感じる作品です。

 横山大観の「耀八紘」は、雲海の中から顔を出す雄大な富士山と満開のサクラを描いています。

 大観は、生涯にわたり、富士山の作品をおよそ2000点手がけたといわれています。

 菱田春草の「躑躅」は、山に色鮮やかな躑躅が咲き誇る様子が描かれています。

 背景の山は、薄い緑色をぼかし、躑躅の花は、印象派の絵画手法の「点描」で表現されています。

 この企画展は、5月18日まで開かれています。