5月5日(水)のニュース

変異ウイルス 313人の感染確認 60代2人重症

県内で5日、165人の新型コロナウイルス感染が、確認されました。

また、これまでに感染が確認された313人の変異ウイルスへの感染が新たに判明し、このうち60代の男性2人が、重症と明らかにしました。

県保健医療部によりますと、先月26日から今月2日の1週間に陽性が判明した1444人のうち500人について、変異ウイルスのPCR検査を行いました。

その結果、10歳未満から90代以上の男女313人の変異ウイルスへの感染が確認されました。

陽性率は前の週を10ポイント以上上回る62.6パーセントで、変異ウイルスの割合は増加してます。

年齢別で見ると40代が61人と最も多く、次いで20代が58人、30代が52人などとなっています。

また、313人のうち、基礎疾患のある60代の男性2人は、重症となっています。このほか、職場感染で10人以上の変異ウイルスのクラスターがあったと発表しました。

また、5日新たに感染が確認された165人のうち少なくとも3人は、会食が原因とみられています。

県は6日、専門家会議を開き、変異ウイルスの増加やまん延防止等重点措置の延長などについて話し合う方針です。

ゴールデンウイーク最終日

 県内では、15の市と町に「まん延防止等重点措置」が適用されています。

 不要不急の外出自粛が求められるなか、適用区域の1つで、観光地の川越市をゴールデンウイーク最終日の5日、取材しました。

 川越市では、ゴールデンウイークに多くの観光客が訪れると見込み、食べ歩きをしないように呼びかけるポスターを飲食店などに配布しました。

 このため、食べ歩きをせず、店の外のベンチや店内で飲食をして、会話する時などはマスクをする「マスク飲食」を心がける人もいました。

 また、飲食店の中には持ち帰り用のビニール袋を無料で配布して、食べ歩きをさせないよう呼びかける店もありました。

 一方で、県は、昼夜問わず酒類を提供しないよう要請していますが、中にはアルコールを提供する店もあり、歩きながらビールを楽しむ若者の姿もありました。

 協力の要請に従わない店に対して従っている側も、複雑な思いを打ち明けます。

狭山市 子どもたちが甲冑身に付け「若武者」に

 5日は「こどもの日」です。

 これに合わせて、狭山市立博物館では子どもたちが本格的な甲冑を身に付けて「若武者」に変身できるイベントが開かれました。

 狭山市立博物館では毎年5月5日に合わせて、子どもたちが本格的な甲冑を身に付けることができる体験イベントを10年以上、続けています。

 甲冑は、弓矢が戦いの主流だった平安時代ごろから騎馬武者が着用したもので、戦場で飛び交う矢を防ぐための肩の防具などが特徴的です。

 子どもたちが身につける甲冑はレプリカですが、金属のプレートなどで作られているため、甲冑全体の重さはおよそ5キロ、頭の兜の部分だけでも2キロほどの重さがあります。

 体験イベントは去年、緊急事態宣言が発令中だったために中止となりましたが、今年は、室内の人数制限を設け、道具の消毒を適宜行うなどの対策を講じて開催しました。

 博物館のボランティアに着付けをしてもらい、重厚な鎧を身にまとった子どもたちは力強いポーズを決めるなど、「若武者」になりきって勇姿を披露していました。

「ハラスメント対策」県内中小企業に遅れ

 職場でハラスメント対策をしている県内の中小企業は4社に1社で、大企業に比べて大幅に遅れていることが、県産業労働部が行った就労実態調査で分かりました。

 調査は県内企業1500社を対象に行われ、回答率は34.5パーセントでした。

 それによりますと、去年6月1日から基本的に義務化された職場でのハラスメント対策について、「すでに実施している」と回答した事業所は、大企業が85.9パーセントだったのに対し、中小企業は25.2パーセントにとどまりました。

 一方、2019年度の1年間で、ハラスメントに関する相談や訴えがあったとする事業所は、大企業が10.9パーセントで、中小企業は4パーセントでした。

 また、育児休業の取得率は大企業の女性が91.8パーセント、男性が19.5パーセントだったのに対し、中小企業は女性が91.4パーセント、男性は調査開始以来、過去最高となったものの13.2パーセントにとどまっています。

 育児休業の取得率に関しては、大企業、中小企業ともに男女間での差は開いたままとなっています。

おかえりなさい 与野で出土の「和同開珎」展示会

 日本最古の流通貨幣といわれ、おととし、さいたま市内の遺跡で見つかった2枚の「和同開珎」が、与野郷土資料館で公開されています。

 展示されているのは、大宮台地に位置し、奈良時代後期から平安時代初期の集落だった「与野西遺跡」から、2019年5月に発見された2枚の和同開珎です。

 発掘直後は、錆や割れなどの損傷が激しかったため、およそ半年間の修復作業などを経て、今回、公開に至りました。

 自然銅の「和銅」は、現在の秩父地方から朝廷に献上され、それを契機に西暦708年、元号を「和銅」と改めたと、続日本紀の記述にあります。

 そして、硬貨としての鋳造が始まった和同開珎は、その後2世紀半の間に発行された「皇朝十二銭」の最初の硬貨といわれています。

 和同開珎が、さいたま市内で発掘されたのはこれが初めてで、さらに、1か所から同時に複数枚が出土するのは、珍しいということです。

 「里帰り!!与野でも出土した和同開珎」展は、与野郷土資料館で5月9日まで開かれています。