7月12日(金)のニュース

県内で初 さいたま市 SDGs未来都市に選出

国際社会の課題について新しい価値を創出し持続可能な開発を進める自治体の一つとして、さいたま市が今年度の「SDGs未来都市」に選ばれました。

「SDGs未来都市」は「経済」「社会」「環境」の3つの分野について新しい価値の創出や、相乗効果が生まれるような取り組みを通して持続的な発展をするまちづくりが出来る都市を国が選定するものです。

さいたま市は、浦和美園地区を中心としたスマートエネルギー事業や、東日本の交流拠点として東日本連携センターを開設し、集客や経済の活性化を図るなどこれまでの取り組みに加えて、2021年実施予定の国際イベント「EーKIZUNAグローバルサミット」がビジネスチャンスや国際パートナーシップを広げ、それぞれの取り組みの相乗効果が期待出来るとして評価され、県内の都市では、はじめて選ばれました。

川口農業ブランド認定式

川口市産の農産物の認知度向上と市内の農家経済の活性化を目的とした川口農業ブランド認定式が、12日川口市内で行われました。
川口市では、ことし3月から市内の農産者が生産した農産物を、川口農業ブランド品として認定する制度を始めました。

川口農業ブランドは、「推奨認定」「優良認定」「ブランド認定」の3ランクに分かれていて、はじめは、「推奨認定」から始まり、有効期間を終えると、再審査を経て、認定のランクが上がる仕組みになっています。

12日は、市内の農産者が手がけた盆栽や鉄砲百合など8品目が、「推奨認定」を受けました。

川口農業ブランド推進協議会の山岡孝会長は、「8人のみなさんとともにブランド確立に向け、大いにPRしたい」とあいさつし、8人の農産者に認定証を手渡しました。

所沢中2同級生殺害事件から1週間

所沢市で中学2年の少年が同級生の男子生徒を包丁で刺して殺害した事件は、12日で発生から一週間が経ちました。事件の経緯を振り返るとともに、思春期の子どもたちの複雑な心理状態について考えます。

7月5日、所沢市久米の住宅の前で中学2年生の本郷功太郎さん(13)が血を流して倒れているのが見つかりました。本郷さんは病院に搬送されましたが、腹や胸などを複数回刺されたことによる出血性ショックで死亡が確認されました。警察は、本郷さんを刃物で刺し殺害したとして、同級生の14歳の少年を逮捕しました。

警察や市教育委員会などによりますと、事件当日、2人は普段通り登校していて、少年は放課後に本郷さんら友人と自宅で期末テストの勉強をする約束をしていたということです。警察の調べに対し少年は容疑を認めていて「以前、教科書を隠されたことを問い詰めたら否定されけんかになった」などと供述しています。

少年が逮捕された直後の記者会見で、2人が通う中学校の校長は「2人は、教員が常に目を配っていなくてはいけない生徒ではなかった。トラブルは把握していない」と話していました。

しかし、その2日後には、市教委の担当者は「先日の記者会見の際には、大きなトラブルなかったと話をさせて頂いた。これは全く何もなかったという訳ではなく、2人の関係性の中で何かがあったということについては学校も教育委員会も把握していた。相談のきっかけや時期内容や回数等についてはまだ詳細が確認できていないこと、現在警察の捜査に協力する観点・立場から現時点での回答は控える」と話し、一転してトラブルがあったと説明し、9日に開かれた臨時保護者会の後には、報道陣に対し「腕を20回ほどつねられた」と少年から相談があったことを明らかにしました。

市教育委員会は今後、第三者委員会を設置し、いじめの有無などについて追求する方針です。
14歳の少年が同級生を刃物で刺し殺害した事件。思春期の子どもを持つ家庭や教育現場に大きな衝撃を与えました。少年が凶行に至った原因は同級生の『嫌がらせ』にあったのかー。子どもたちを加害者や被害者にしない・させないために学校や家庭にできることは何か、臨床心理を専門とする埼玉学園大学の小山望教授は、今回の少年のように子どもから大人に成長する途中の思春期の子どもたちは、自分の感情をコントロールすることが難しいといいます。
さらに小山教授は「自分で感情を出すということは勇気がいること。誰でもできることではない。平気でできる子もいれば感情を表現するのがなかなか難しい子、自分の感情がどこにあるのかが分からないという場合もある。混乱しているとどの感情が自分の感情かも分からないだから、うまく説明できないということもある人と良い関係を作る上で相手を尊重したり自分が嫌なことをされた時に「嫌だ」と言ったりすることはできた方が良い。そうしないと分からないふざけてやっていることも、相手は楽しいと思ってやっていても、自分はすごく嫌だということもあると思うがそれをなかなか相手に伝えられないという部分もある。」

学校教育の現場には今後、命の大切さを説く授業だけでなく、子どもたちが、自分の感情を表現できるようトレーニングする時間が必要になると小山教授は話します。

小山教授は「子どもと大人の間でまだ十分に自分の感情を伝えられない時期なので、伝えられるようにする教育や場があったら良いと思う。感情表現を重視した自分の気持ちを相手に傷つけないように伝えることや、相手から傷つけられた時に「嫌だ」と伝えるということ。基本的な人権を自分で守るという教育が必要」と話しました。

さいたま市の高校で“リアル”な模擬選挙

7月21日は参議院選挙の投票日ですが、若い世代に政治や選挙への関心を高めてもらおうと、さいたま市の高校で参議院選挙を想定した本格的な模擬選挙が行われました。

12日は、さいたま市選挙管理委員会の職員が大宮北高校を訪ね、1年生およそ320人に「選挙」をテーマに講演し、投票率の低下や選挙権年齢の引き下げについて説明しました。「模擬投票」などを通して若い世代に、政治や選挙を身近に感じてもらう取り組みは、各自治体で積極的に行われています。しかし、今回はより『リアル』に体験してもらおうと模擬選挙は、今月21日投開票の参院選の「比例代表選出選挙」を想定して行われました。

二つ目の質問大宮北高校では、授業の課題などを共有できるよう、生徒1人につき1台専用のタブレットが支給されています。生徒たちは12日の模擬投票に向けタブレットで選挙公報を確認し、各政党の訴えや公約を学んできたということです。生徒たちは、実際の選挙で使われている記載台や投票箱を活用し、模擬投票を体験しました。

2年後には選挙権を得る生徒たち、リアルな体験を通して一票の持つ「重み」を感じているようでした。

共産・志位和夫委員長 公示後2度目の県内入り

参院選の選挙戦も中盤に差しかかるなか、共産党の志位和夫委員長が12日、公示後2度目の県内入りをし、さらなる支持を訴えました。

12日正午前、JR南越谷駅前で演説に立った志位委員長は、年金問題について、暮らしの制度を改め、年金が安定してしっかりと給付される「安心できる年金」の実現を訴えました。

志位委員長は「国民の暮らしが滅んでしまったら何のための公的年金なのでしょうか。非正規の方を正社員にする、最低賃金を引き上げる、これが年金問題解決の決め手ではないでしょうか」と強調しました。さらに、「8%の増税の打撃から回復していない状態の日本経済。今、増税されてしまうと景気の底が抜けてしまうことが明らか」とし、消費増税の廃止を主張しました。

看護学生が病院実習前に戴帽式

看護師の卵たちが、初めてナースキャップを身に着ける「戴帽式」がさいたま市で開かれ、看護学生たちが決意を新たにしました。

12日は、看護分野で基礎学習を終えたさいたま市立高等看護学院の2年生62人が、看護師の象徴「ナースキャップ」を長谷川幸恵学院長から一人ずつ受け取りました。「戴帽式」は、看護師を志す学生に職業に対する意識や、現場で働くという責任感を自覚させるために行われています。

このあと、ナイチンゲール像のキャンドルから「看護のこころ」を表す聖火の灯火を受け取った学生たち。キャンドルライトが会場を照らすなか、誓いの言葉が述べられました。

ナースキャップを受け取った学生たちは今後、病院で患者を受け持つなど本格的な実習に取り組んでいきます。

上半期県内企業倒産 件数・負債総額とも前年比減

ことし上半期の県内企業倒産は、件数、負債総額とも前の年より減少したことが民間の信用調査会社帝国データバンク大宮支店の調べで分かりました。

それによりますと、ことし1月から6月までの上半期に、負債額1千万円以上を抱えて倒産した県内企業は142件で、前の年の同じ時期に比べて30件少なくなりました。一方、負債総額も217億1800万円で、前の年の同じ時期より83億7300万円、率にして27.8パーセント減少しました。負債額5億円以上の大型倒産が少なかったことが、減少の要因とみられています。

帝国データバンク大宮支店は「景況感はやや弱含みの推移で、これが今後、企業倒産という形で表面化してくるケースもあり、ここからさらに大きく件数減少が続くことは想定しづらい」とし、「今後の倒産動向は横ばい、もしくは急増はないものの、だんだんに増す可能性はあるといえる」と分析しています。

世界で活躍 計良宏文氏のヘアメイク展

ヘアメイクアップアーティストとして、世界で活躍する計良宏文さんの作品を展示する企画展が、さいたま市浦和区の県立近代美術館で開かれています。

会場には、計良さんがこれまでに手がけたウィッグやヘッドピースなど、およそ130点が展示されています。計良さんは、広告や雑誌で、モデルのヘアメイクを数多く手がけるほか、国内外のファッションショーでヘアチーフを務めるなど、活躍を続けています。

2009年のパリコレクションで使用されたヘアと一体化するようなヘッドフォン「ヘアフォン」です。様々なパターンに編み込んだヘアをヘッドフォンに貼り付けて作られたものです。日本の縄文土器をイメージして作られたヘッドピース。毛の束を細かく、立体的に編み込み縄目の文様にすることで、太古の土器の持つ素朴さが表現されています。

会場の一角にある39枚のディスプレイには、それぞれ異なるメイクを施した1人の女性が映し出されていて、メイクによる印象の違いを感じることができます。この企画展は、さいたま市浦和区の県立近代美術館で9月1日まで行われています。