6月12日(水)のニュース

大宮アルディージャ選手 市民に献血協力を呼びかけ

14日の「世界献血デー」を前に、12日、J2大宮アルディージャの畑尾大翔選手が、さいたま市内の献血所の1日献血ルーム長に就任し、市民に献血への協力を呼びかけました。

J2大宮アルディージャの畑尾大翔選手は、7年前、血栓が肺に詰まってしまう慢性肺血栓塞栓症を患い、一時、選手生活を中断。その後、懸命なリハビリを乗り越え、現在も薬を服用しながらプレーを続けています。

埼玉県赤十字血液センターの芝池伸彰所長から、1日献血ルーム長の任命状とたすきを受け取った畑尾選手は、始めに、献血ルームでサイン入りのタオルや自身のメッセージカードを送るなど、献血した人と交流しました。

このあと、JR大宮駅前に出向きチームのマスコットキャラクター「アルディ」とともに、市民に献血の協力を呼びかけていました。県赤十字血液センターによりますと、50代から60代の献血者は増えているものの、10代から30代までの若い世代の献血者が年々減少していて、県内で1日に必要な献血量は、下回っている状況だということです。

八ッ場ダム 本体大部分が完成 記念式典開催

埼玉県などが事業費を負担し、群馬県長野原町で建設が進められてきた「八ッ場ダム」。ダム本体の工事が計画から70年近くを経て、大部分が完成したのを記念し、12日、式典が開かれました。

式典を前に、上田知事や群馬県の大沢正明知事らがダムを訪れ、担当者から工事の進み具合や今後のスケジュールについて説明を受けました。「八ッ場ダム」は戦後まもない1952年に国が調査を開始、94年に周辺工事が始まりました。しかし、2009年に当時の民主党政権が建設中止を表明し、本体工事の入札を凍結しましたが、その後、自公政権下で入札が行われ2015年1月に着工、12日、本体コンクリートの「打設完了」を迎えました。

式典では、参加者によって、ダム本体に最後のコンクリートを流し込む作業が行われました。八ッ場ダムの総事業費はおよそ5320億円。今後、放流設備の設置などが行われ、ことし秋ごろ試験的に水を貯め、安全性を確認するなどして来年3月までに完成を目指す方針です。

時効直前に逮捕 38歳の男に懲役6年

2008年、川口市内の路上で女性を脅し、性的暴行を加えて逃走し、事件から10年後、時効成立の27時間前に逮捕された38歳の男に対しさいたま地裁は懲役6年の判決を言い渡しました。

起訴状によりますと、川口市戸塚の会社社長 野澤徹被告(38)は、2008年6月、川口市内の路上で帰宅途中の当時18歳の女性をナイフで脅し、市内の公園などに連れ回し性的暴行を加えたとして強姦の罪に問われています。この事件で、野澤被告は去年6月、時効が成立する27時間前に逮捕されました。

これまでの裁判で野澤被告は「やっていないことで逮捕された」と主張し、起訴内容を否認していました。12日の公判で、さいたま地裁の河村俊哉裁判長は、「DNA鑑定において他の資料が混在したとは考えにくく、被告人のものと一致した結果は、十分に信用できる」とし、「人格を顧みない卑劣な犯行で、反省の態度も示していない」として懲役6年の判決を言い渡しました。

判決後、野澤被告は裁判長に「やっていないのだから不服はある」などと大声を出し、注意を受ける場面もみられました。弁護側は、判決を不服とし即日控訴しています。

実践型の不審者対応訓練

駅構内で刃物を持った不審者に的確な対応ができるよう、実践型の対処訓練がJR武蔵野線の吉川美南駅で行われました。

12日の訓練は、吉川警察署の署員や鉄道の関係者が参加し、駅のホームに刃物を持った不審な男が現れたとの想定でスタートしました。利用客が男を発見し、すぐに駅員に通報します。駅員は110番通報するとともに、警察の到着まで「さすまた」などを使い、自分の身を守りつつ対応を始めます。男を落ち着かせるため、丁寧な言葉遣いと態度、表情に気をつけて説得にあたりました。

しかし、男が暴れ出したため、さすまたで制圧し、駆けつけた警察官が男を確保しました。訓練終了後には正しいさすまたの使い方を教わるなど参加者たちは万一の際、利用客の安全を確保しながら的確な対応が取れるよう学んでいました。

ラグビーW杯 開催100日前イベント

熊谷市も会場の一つとなっているラグビーワールドカップ日本大会の開幕まで100日となった12日、都内で記念イベントが開かれました。

はじめに、大会組織委員会の御手洗冨士夫会長が、「待ちに待った開催が迫ってきた。会場を観客で埋め尽くすとともに日本の良さを実感してもらい、来年のオリンピックパラリンピックにつながってほしい」とあいさつしました。そして、ラグビーボール型のカウントダウン時計が、大会関係者から披露されました。この時計は、12日から都内の「丸の内ビルディング」に展示され大会の開幕まで残り時間を刻んでいきます。

このあと、大会PRキャプテンの俳優・舘ひろしさんと、アイドルグループ「嵐」の櫻井翔さんが、2015年のラグビーワールドカップで日本代表として活躍した五郎丸歩選手とトークショーを行い、大会への期待を話しました。

最新の技術・情報発信 さいしんビジネスフェア

県内外の企業およそ260社が一堂に会し、自社の商品・技術の魅力をアピールする商談会が、さいたまスーパーアリーナで行われています。

この商談会は県内外の企業の「ビジネスマッチング」と、県の魅力を再発見してもらおうと埼玉縣信用金庫が2015年から行っているものです。オープニングセレモニーで埼玉縣信用金庫の橋本義昭理事長は「AI・IoTの時代だからこそ、人や地域との繋がりがますます重要になる。きょうのフェアを通じて、ビジネスチャンスに結び付けていただければ」とあいさつしました。

ことしは、県内を中心に265の企業・団体が参加し、最先端の技術や自社の製品をPRします。このほか、商談スペースも設けられ、来場者はビジネスチャンスを広げようと積極的に情報交換を行っていました。さいしんビジネスフェアはさいたまスーパーアリーナで、12日午後6時まで開催されています。

紙幣の変遷や渋沢栄一を知る展示

新しい一万円札の肖像に、深谷市出身の実業家渋沢栄一が採用されたことを記念し、県立熊谷図書館では紙幣の移り変わりや渋沢に関する資料を集めた展示が行われています。

会場には、お金の歴史や海外の貨幣を紹介するおよそ100冊の書籍などが展示され、職員に申請することですべての展示資料を読むこともできます。戦後から現在までに発行された20種類の紙幣が、写真付きで紹介されている「日本貨幣カタログ」。肖像となった人物や表面の加工方法について記されています。

新しい一万円札の肖像に決定した渋沢栄一のコーナーもあり、日本の近代経済の発展に力を尽くしたその生涯や、取り組んだ事業について書籍や映像で紹介しています。昭和初期、アメリカ人と互いの国の人形を全国の子どもに贈ったという資料などを通し、渋沢が、優れた実業家であると同時に国際親善にも熱心だったことが分かります。この企画展は6月27日まで県立熊谷図書館で開かれています。