7月24日(木)のニュース

県教育委員会 男性職員ら2人を懲戒免職

 県教育委員会は、男子生徒と温泉施設に行き太ももや尻などをマッサージしたほか、SNSを使ってわいせつな言葉を送った男性職員などあわせて2人を24日付けで懲戒免職処分としました。

 県教育局によりますと、南部地区の県立高校に勤務する主任実習助手の52歳男性は、去年8月25日からことし3月23日にかけて、検定試験の指導をしていた男子生徒と温泉施設に行き、施設内の個室で太ももや尻などをマッサージしたということです。

 教育局の調べに対し男性職員は、男子生徒の検定の合格祝いやリフレッシュのために温泉施設に行き、普通のマッサージを行ったということですが教育局は、教育活動外の私的な空間や閉鎖的な空間で生徒に接触したことなどを総合的に鑑み、懲戒免職処分としたということです。

 また、県立飯能高校に勤務する依怙亮太教諭(34)は、ことし5月20日、JR東飯能駅構内の昇りエスカレーターで、2段前にいた女性のスカートの中を自身のスマートフォンで動画撮影したということです。

 日吉亨教育長は「県全体で不祥事根絶に取り組んでいる中教職員の不祥事が相次ぎ、被害にあわれた方、県民の皆さまに深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

武南警察署 「夏祭り」で交通事故防止運動

 24日武南警察署で、射的や盆踊りを通して子どもたちや保護者に交通安全への意識を高めてもらおうとする夏祭りが開かれました。

 夏祭りは、「夏の交通事故防止運動」に合わせて武南警察署が夏休みに入った小中学生などに交通安全を呼びかけようと開かれました。

 会場では、射的や、ヨーヨー釣りが体験でき景品として武南警察署のキャラクター「ぶにゃんくん」の反射材などが配られました。

 また、来場者には、自転車に乗る際のヘルメットの着用や自転車盗を防ぐために施錠を呼びかけるうちわも配られました。

 このほか、会場では武南警察署が考案した交通安全音頭と盆踊りを職員などが披露しました。

群馬県桐生市 新庁舎入札で 前副市長を逮捕

 群馬県桐生市役所の新庁舎建設工事をめぐる入札妨害事件で、特定の会社に秘密事項を漏らした見返りに、賄賂を受け取ったなどとして前副市長が逮捕されました。

 また、会社と前副市長を仲介し賄賂を受け取ったとして群馬県議会議員の男が再逮捕されました。

 加重収賄などの疑いで逮捕されたのは、群馬県桐生市の前副市長 森山享大容疑者(52)です。

 また、あっせん収賄などの疑いで群馬県議会議員の相沢崇文容疑者(49)が再逮捕されました。

 森山容疑者は、新庁舎に関する入札事務を監督する立場だった2020年8月から12月、入札に参加した共同企業体側に秘密事項を漏らした上、見返りとして10万円分の商品券を受け取った疑いが持たれています。

 相沢容疑者は共同企業体側と森山容疑者を仲介し、同様に商品券10万円分を報酬として受けた疑いが持たれています。

 調べに対し、森山容疑者は、「間違いありません」と容疑を認めている一方、相沢容疑者は、黙秘しているということです。

 相沢容疑者は、先月、桐生市役所の新庁舎建設工事に関する一般競争入札で公正な競争を妨げたとして、公競売入札妨害の疑いで逮捕され、その後、起訴されています。

所沢市の公立小 女児盗撮疑い 教諭再逮捕

 所沢市にある勤務先の公立小学校で着替え中の女子児童を盗撮したとして、警察は24日、小学校教諭の男を再逮捕しました。

 再逮捕されたのは、入間市春日町に住む小学校教諭、斉藤維人容疑者(48)です。

 斉藤容疑者は、今月1日、午後0時15分から20分ごろ、勤務先の小学校の教室内で、着替え中の女子児童が13歳に満たないと知りながらスマートフォンで動画を撮影し、児童ポルノを製造した疑いが持たれています。

 調べに対し、斉藤容疑者は、「女子児童が着替えをしているときの姿を盗撮したことは間違いない」と容疑を認めているということです。

 警察によりますと、押収したパソコンなどから校内で撮影したとみられる動画が数十点見つかっていて、警察は、ほかにも被害者がいる可能性もあるとみて詳しく調べています。

 斉藤容疑者は、今月1日に、盗撮目的で高学年の教室に侵入したとして、建造物侵入の疑いで逮捕され、その後、性的姿態等撮影の罪で起訴されていました。

2027年度から 県立高校入試 マークシート導入

 県教育委員会は再来年度=2027年度の県立高校の入試から解答方法にマークシートを導入すると発表しました。

 県教育委員会によりますと、現在の中学2年生が受験する再来年度=2027年度の県立高校の入試からマークシート方式の問題が9割ほどを占めるということです。

 残りのおよそ1割は記述式の問題です。

 マークシートの導入は、再来年度から入試で面接が行われることに伴い、採点業務の負担を軽減するのが狙いです。

 また、24日は今月11日付けで新たに県教育委員会の委員に就任した神山八弓委員が初めて出席しました。

 神山委員は1982年生まれの43歳。2006年に日本大学医学部を卒業後、日本大学医学部付属板橋病院精神神経科などで勤務したのち、川口市のひろ小児科ファミリークリニックで子どものこころ専門医として勤めています。

持続可能なまちづくりへ 市町村と企業の交流会

 超少子高齢社会を見据え、官民連携を踏まえた市町村による持続可能なまちづくりを県が支援する埼玉版スーパーシティプロジェクト。

 その一環として市町村と企業の交流会が、24日、川越市のりそなコエドテラスで開催されました。

 交流会には、県内の12市町と官民連携などに興味のある40の企業が参加しました。

 まず、主催の県エネルギー環境課の尾崎範子課長から「持続可能なまちづくりの実現には企業のみなさんに行政と手を携えていただき、ビジネスとしても成長していただくことが非常に重要と考えている」と挨拶がありました。

 次に、官民連携でまちづくりをすすめた経験のある温泉道場の松山浩隆さんらによるクロストークが行われました。

 クロストークでは、地域の中で何かをするのは最初は難しいため、突破するには自治体の影響力が大切という話や、自治体と仕事をするにはまずは自治体のニーズにこたえて、持ちつ持たれつの関係を作ることが近道という話がありました。

 今回のクロストークは参加者がQRコードから、リアルタイムで質問が出来、参加した自治体や企業は官民連携でのまちづくりを進めるために、質問するなどしながら真剣に話を聞いていました。

夏休み親子下水道教室

 夏休み中の子どもたちに下水をきれいにする工程を知ってもらおうというイベントが、桶川市にある元荒川水循環センターで開かれました。

 このイベントは、県下水道公社荒川左岸北部支社が開いたもので、県内の小学生17人と保護者12人が参加しました。

 はじめに担当者が水処理施設の機器を監視する中央監視室を案内しました。

 このあと、参加した人たちは下水道を処理する池に送るポンプなどを見学し、処理前の汚れた水と微生物によってきれいになった水を見ました。

 また水質調査の実験も行い、下水と処理されたあとの水をろ過して水質の汚れ具合を比べるなどしました。

 参加した子どもたちは、下水の汚れを食べてきれいにする微生物を顕微鏡で観察するとその動きや数の多さに驚いていました。