9月8日(月)のニュース

さいたま市来年度予算編成方針 財源不足243億円

 さいたま市は、2026年度の当初予算の編成方針について財源不足は中期試算で、243億円に達する見込みだと明らかにしました。

 市の財政課によりますと、来年度当初予算の歳入は、7030億円となる見込みです。

 一方、歳出は人件費や扶助費などの義務的経費や、学校など公共施設の老朽化対策など、物価高の影響から、7273億円となる見込みです。

 歳出から歳入を引いた収支不足額は243億円となる見通しで、現在の算定方式となった2019年度以降2番目の財源不足額となります。

 市は、財政調整基金の取り崩しや、市債の発行で対応する方針です。

 しかし、再来年度以降の収支不足額も引き続き高水準で推移する見通しであることから、事業費用を精査し収支不足額を極力圧縮して基金の取り崩しを抑制したいとしています。

インターハイなどで優勝した選手 結果報告

 今年7月から8月にかけて中国地方を中心に行われたインターハイと7月に広島県で行われた「全国高校ライフル射撃競技選手権大会」で優勝した選手らが県庁を訪れ、大会結果を報告しました。

 埼玉県勢は、インターハイでは、水泳や陸上競技など個人15種目とバドミントン、陸上競技の、団体2種目で優勝。

 全国高校ライフル射撃競技選手権大会では、「エアライフル立射競技男子団体」で国際学院高校が優勝を果たしました。

 大野元裕知事のメッセージを代読した堀光副知事は、「皆さんは日頃の努力の成果を十分に発揮し最高のパフォーマンスを見せてくれました」と健闘をたたえました。

 これを受け女子砲丸投げで優勝した西武台高校陸上部の米川佳里奈選手が「見ている人の心に勇気と感動を与え、みんなに応援されるアスリートになることを目指し、常に感謝の気持ちを忘れずより一層努力していきたい」と決意を語りました。

石破首相 辞任表明

 石破総理大臣は7日夜、総理官邸で記者会見し、辞任する意向を表明しました。

 石破総理は「一つの区切りがついた今こそ、しかるべきタイミングである。このように考え後進に道を譲る決断をした」と述べました。

 8日は総裁選挙の前倒しの是非を決める意思確認が行われる予定でしたが、石破総理は「党内に決定的な分断を生みかねず、本意ではない」とし「身を引く苦渋の決断をした」と語りました。

 自民党県連の柴山昌彦会長は7日夜、テレ玉の取材に対し「自民党の深刻な分断を避けるぎりぎりのタイミングで辞任を表明したことには敬意を表したい。速やかにフルスペックの総裁選挙を実施し、再び党が結束して前に進めるよう期待したい」と述べました。

 また、大野知事は「衆参両院で与党が過半数割れとなり、政党間の合従連衡を求めざるを得ない中で、政権運営に苦慮されてこられたと拝察している。政府の予算編成の議論が本格化する時期を迎えていることを踏まえ、政治空白ができる限り生じないよう希望する」とコメントしています。

 県民からは「ちょっと遅かった」「国会議員は辞めたほうがいいと言うけど国民とは違う。石破総理がいいと思っていたから残念」などの声があがっていました。

辞任表明から一夜 「ポスト石破」巡り早くも活発化

 石破総理大臣の辞任表明を受け、自民党は8日の役員会で臨時の総裁選を行うことを正式に決めました。

 ポスト石破レースが早くも活発化しています。

 自民党は総裁選について、全国の党員・党友が投票に参加するいわゆる「フルスペック型」で実施する方針で調整していて、9日決定する見通しです。

 石破総理大臣は内閣の閣僚による総裁選への立候補について「当然認められる。妨げる理由は何もない」と述べ、容認する考えを示しています。

 ポスト石破を巡るレースは早くも始まっていて、去年の総裁選に出馬した茂木前幹事長が一番乗りの形で総裁選に立候補する意向を表明しました。

 また複数の関係者によりますと、同じく去年の総裁選に出馬した林官房長官も立候補する方針を固めました。

八潮市長選 現職の大山氏4選

 任期満了に伴う八潮市長選挙は、7日投開票が行われ、現職の大山忍氏が4回目の当選を果たしました。

 八潮市長選挙の開票結果です。

 大山忍(無所属・現)【当選】17518

 川井貴志(無所属・新)7774

 矢神武蔵(諸派・新)2490

 投票率は38.19パーセントで、前回=4年前を1.18ポイント下回り過去最低となりました。

 大山氏は「もう一期ご付託いただき責任の重さを感じる。下水道事業を継続的・安全に維持管理できることが大事」と述べました。

裸で学習塾に侵入 殺人未遂の疑いで9回目逮捕

 ことし4月、草加市の学習塾に全裸で侵入した疑いで男が現行犯逮捕された事件で、警察は事件前、男が乗客2人が乗ったタクシーを運転し、停車していた軽貨物自動車に突っ込み、殺害しようとしたとして男を再逮捕しました。

 逮捕は今回で9回目です。

 殺人未遂の疑いで再逮捕されたのは、住所不定・無職の西村大輔容疑者(48)です。

 西村容疑者は4月21日午後9時半ごろ、草加市清門の路上で乗客2人が乗ったタクシーを運転し、路上に停車していた軽貨物自動車に正面から突っ込み、運転手を殺害しようとした疑いが持たれています。

 衝突された軽貨物自動車の運転手は重傷を負いました。

 調べに対し、西村容疑者は容疑を否認しているということです。

 西村容疑者は、今回の殺人未遂事件のほかにも、車でオートバイに追突し運転手を死亡させた死亡ひき逃げ事件などあわせて30件の事件や事故を起こしていて、1人が死亡、14人が重軽傷を負いました。

小学生が稲刈りを体験

 実りの秋を迎える中、幸手市の小学生たちが稲刈りに挑戦しました。

 幸手市立さくら小学校は、子どもたちが農業体験をすることで、食の大切さを感じてほしいと、毎年、近隣の農家などの協力を得ながらコメ作りに取り組んでいます。

 8日は5年生およそ70人が農家から稲の刈り方を教わったあと、田んぼに入り自分たちが育てた稲を丁寧に刈り取っていきました。

 収穫されたコメは精米後、子どもたちが自宅に持ち帰ったり、さくら小学校の全学年の児童たちが給食で味わったりするということです。