さいたま市来年度予算編成方針 財源不足243億円
さいたま市は、2026年度の当初予算の編成方針について財源不足は中期試算で、243億円に達する見込みだと明らかにしました。
市の財政課によりますと、来年度当初予算の歳入は、7030億円となる見込みです。
一方、歳出は人件費や扶助費などの義務的経費や、学校など公共施設の老朽化対策など、物価高の影響から、7273億円となる見込みです。
歳出から歳入を引いた収支不足額は243億円となる見通しで、現在の算定方式となった2019年度以降2番目の財源不足額となります。
市は、財政調整基金の取り崩しや、市債の発行で対応する方針です。
しかし、再来年度以降の収支不足額も引き続き高水準で推移する見通しであることから、事業費用を精査し収支不足額を極力圧縮して基金の取り崩しを抑制したいとしています。