2021.05.24
コロナ禍の舞台芸術はいま、どうなっているのか。
ミュージカルなど舞台が好きで、コロナ禍以前は月に一度は必ず観劇をしていたわたし。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、去年の緊急事態宣言では多くの劇場で、無観客公演への変更や中止、延期が相次ぎました。また、今回の緊急事態宣言でも東京や大阪の公演は中止になり、行きたかった舞台に行けない、という人も多くみられます。
今月6日のニュース545の特集は、去年からいくつものチケットが幻に代わってしまったわたし自身が、ずっとやりたいと考えていたテーマでした。
しかも、今回インタビューに答えてくださったのは埼玉県出身の俳優・原田優一さん。
今回の緊急事態宣言前の「マリー・アントワネット」で拝見したばかりだったので、まさか直接お話を聞くことができるなんて、夢のようでした……。
9歳からキャリアをスタートした原田さん。
ことし9月で30周年を迎えます。
「レ・ミゼラブル」や「ミス・サイゴン」、「マリー・アントワネット」など数々の舞台に出演するほか、近年は演出や子どもたちへの演技指導を手がけるなど舞台芸術に多角的に関わっています。
今回は、原田さんが出演する日本初上陸のミュージカル「ダブル・トラブル」のプレビュー公演のゲネプロを取材しました。
2人のキャストで女性を含む10人あまりの登場人物を演じるミュージカルコメディ「ダブル・トラブル」
同じ台本を、“ブロードウェイチーム”“ハリウッドチーム”の2組がそれぞれ上演します。
コロナ禍での挑戦となるこの作品。歌だけでなく、ダンスなどの激しい動きもありますが稽古中は、もちろんマスク着用。高地トレーニング状態のかなりハードな稽古だったそうですが、その分、本番は普段よりも体が楽に感じたといいます。
また、2チームが顔を合わせずに稽古したおかげで、同じ台本の舞台でも、感じ方が大きく違うのではないかと話し、コロナ禍の対策としての稽古が2パターンの作品を見る面白さにつながったのではないかと考えています。
緊急事態宣言下で始まり、大阪の全公演が中止、東京も一部公演が中止となりましたが、今月12日からは感染対策を講じたうえで公演を再開しています。
コロナ禍で出来ることを模索しながら、「生の舞台」を楽しんでほしいという思いは強く、
地元・埼玉でも、舞台を見に行く文化が今後、より根付いてほしいと
考える原田さん。
いつか、埼玉でまた公演ができればと笑顔で話してくださいました。
今回のインタビューはテレ玉公式YouTubeでも公開しています。
https://youtu.be/DuYEzuuS08c
見逃してしまったみなさんも、ぜひご覧ください。