あいのことば ~編集後記~ -テレ玉アナウンサー 宮田 愛子のブログ-

アナウンサーブログ

2020.06.22

先日の特集で、川越にある「スカラ座」の取材VTRをお届けしました。

緊急事態宣言発令の翌日からおよそ2か月の間休業を余儀なくされていた

県内最古の映画館。

 

 

明治38年に寄席として誕生し、昭和15年に「松竹川越館」の名で映画館としての営業をスタート。地域の人たちに親しまれてきました。

2007年には経営者が高齢のため一度閉館。しかし、劇場を愛する若者たちの支援によってその3か月後に再開。その後もデジタル機器の導入や東日本大震災の計画停電などで経営の危機に直面するも、つど市民の支援によって何とか経営を続けてきました。

 

しかし、今回は2か月もの休業という未曽有の事態。休業期間中も家賃や光熱費、スタッフの人件費がかかるため赤字経営は必至。どうしたら良いかとスタッフも肩を落としていたところ、クラウドファンディングやグッズの収益、一口5000円の賛助会員からの支援が予想以上に集まり、当面の間営業を続けられることになりました。

 

 

「思った以上に地域から求められていると感じた」と語るのは支配人の舟橋一浩さん。

劇場のファンのお客さんからは、支援金だけでなく温かい手紙やお花などが届きました。

実際にお客さんたちにインタビューしてみても「スカラ座が上映するならば、その作品を観てみよう。」という方が多くいらっしゃいました。街の大切な文化芸術を守るための行政の取り組みには強く期待したいです。

 

 

私自身も、ミニシアターでの鑑賞が大好きです!ミニシアターで観た、しみじみと人生を考えさせられる作品はずっと記憶に残っていて、何か迷ったときにしるべとなってくれることが多くあります。スカラ座では作品の上映はもちろん、監督によるイベントなども行っているので是非参加してみたいと思っています。当面の間、席を間引き作品数を減らして…と感染対策を行いながら縮小営業になってしまうようですが、街の大切な灯、いつまでも残せるように応援していきたいです。